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Motorola、WiMAXと1xEV-DO Rev. Aをデモ

» 2006年04月05日 17時37分 公開
[ITmedia]

 米携帯電話メーカーMotorolaは4月4日、IEEE 802.16eベースのWiMAXソリューション「MOTOwi4 WiMAX」を発表した。同社はCTIA Wireless 2006の会場で、このシステムを使ったIP電話のデモを行う。

 MOTOwi4 WiMAXは、802.16e規格を使って高速ワイヤレスブロードバンド接続を提供する軽量アクセスポイント。従来のフロア取り付け型のベースステーションとは違い、どこにでも取り付けられるという。

 Motorolaによると、このシステムは3.5GHz帯を使って、開発途上国や設備の不十分な地域で、低コストの固定ワイヤレスサービスを提供することを目指している。現在は一部地域の選ばれた通信事業者向けに限定的に出荷されている。

 また同社はCTIAカンファレンスで、エンドツーエンドのCDMA 1xEV-DO Rev. Aソリューションのデモも行う。来場者は同社のブースで、同規格を採用した携帯端末のプロトタイプを使って、リアルタイム双方向ゲーム、ビデオ・オーディオストリーミング、IP電話、テレビ電話などを体験できる

 CDMA 1xEV-DO Rev. AはCDMA 1xEV-DOの強化版で、下り3.1Mbps、上り1.8Mbpsの通信速度を実現する。Motorolaは同規格のインフラソリューションを2006年第4四半期に商用化して提供する計画だ。

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