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» 2006年04月10日 19時28分 UPDATE

JCBまで“萌えフィギュア” オタクの財布に期待

カード会社や電鉄会社など、お堅いイメージの企業が“萌えフィギュア”を活用し始めた。背景には、オタクの経済力への期待がありそうだ。

[岡田有花,ITmedia]

 幅広い業種で“萌えフィギュア”の活用が始まっている。昨年は全日空商事小田急電鉄が制服姿の萌えフィギュアを発売して話題に。今年はカード会社まで“参入”した。

 クレジットカードを申し込めば、萌えフィギュアをプレゼント――ジェーシービー(JCB)が4月から、こんなキャンペーンを始めた。期間中に専用サイトからカードを申し込めば、メイドのフィギュアや写真集をプレゼントするというもの。フィギュア好きのオタク層を優良顧客として取り込む狙いだ。

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 「いわゆるオタク層の方々は、趣味の分野に所得の多くをつぎ込んでいる」――JCBの広報担当者はこう指摘する。趣味関連の商品なら高額でも購入するため、クレジットカードで高額決済してくれる可能性が高い。加えてオタク層にはネットユーザーが多く、ネットキャンペーンとも相性がいいはず、という読みだ。

 キャンペーンは3段構えで収集欲を刺激する。まず、期間中にカードを申し込んだ全員に、アキバ系写真家によるメイド写真集をプレゼント。カードを3000円分利用すればメイドフィギュアシリーズ「メイドカフェコレクション」の限定版2体がもらえ、3カ月以内に5万円分利用すれば、“激レア”のオリジナルフィギュアプレゼントに応募できる、というメニューだ。

 まだ始まったばかりだが、ネットの掲示板やブログなどで話題になっており、「かなり好評」(JCB広報担当者)という。

“ネコミミ新幹線”をフィギュアに

 「マニアに受けるのではと思って」――フィギュア製作に昨年参入したユウユは、JR東日本の新型実験車両「ファステック360S」を擬人化し、ネコミミ姿の萌えキャラにしたフィギュア「トレインガールズ ファステック360S」を開発した。

画像 トレインガールズ ファステック360S

 ファステック360Sは、減速する際に車両から三角形の黄色い板「空気抵抗増加装置」が突き出る仕組み。これがネコミミっぽいとネットなどで話題になり、擬人化したイメージ画がネット上に掲載された。そのイメージ画の版権をユウユが取得。「他のメーカーがやっていないデザイン」と、フィギュア化を企画した。

 「許諾が下りないだろう」と半ばあきらめながらもJR東に商品化を打診したところ、意外なことに快諾をもらえたという。JR東からは「ネコミミは普段は出ていないので、取り外し可能にして欲しい」などと要請を受け、商品に反映した。

 フィギュアの売れ行きは「ぼちぼち」。2月19日の発売以来3000体ほど出荷したという。

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