AOL、自社批判のメールをスパム扱い
米AOLに対する批判運動を展開している組織が、運動への支持を呼び掛けた電子メールがAOLのスパムフィルターで遮断されたと明らかにした。遮断はその後解除されたが、同組織では「自社の利益を優先するAOLの姿勢が裏付けられた」と批判している。
遮断されたのは「www.DearAOL.com」へのリンクが含まれた電子メール。このサイトでは、AOLが打ち出した「郵便料金」導入計画に対して反対運動を展開、計画を阻止するための署名や抗議行動を呼び掛けている。
同サイトのブログによると、4月13日にメールの遮断問題が発覚し、運動の賛同者150人以上がAOLを使っている友人にメッセージを送ろうとしたが、エラーメッセージが戻ってきて送信できなかったという。
ブログには「自分自身のAOLアカウントにwww.DearAOL.comを転送したが、検閲された」「親戚にDearAOL.comについてのメールを送ろうとしたところ、AOLからエラーメッセージが返ってきた。DearAOL.comのリンクなしのメールは正常に届いた」などの報告が記されている。
「『AOLは常に、自由とオープンなインターネットへの公衆の関心よりも自社の利益を優先するだろう』という懸念がこれで裏付けられた」と同ブログ。
電子フロンティア財団(EFF)では同日、この問題を周知するためのプレスリリースを発行。AOLの説明ではこの種の問題を修正するには通常3~5日かかると言われていたが、プレスリリース発行の約20分後には問題が修正されたという。
EFFは「これがマスコミの注目を集められない小さな組織だったらどうなるのだろうか」と懸念を表明。「AOLで迅速に動いてスパム対策フィルタを修正してくれるのか、それともその組織に対して有料でGoodmailのサービスを利用するよう圧力をかけるのだろうか」と疑問を投げ掛けている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
個人向けGeminiのモデル選択が厳格化 無料ユーザーが使えるのは「Flash-Lite」のみに
-
2
「Androidのマイナンバーカード」提供へ 20日から 物理カードなしでも本人確認など可能に
-
3
「OpenAIの文化は壊れている」──安全性報告書を統括した従業員が退社し、寄稿
-
4
タイムズカー漏えいで集団訴訟の動き、登録3000人弱 呼び掛けた弁護士に聞いた──「謝罪で済む案件ではない」
-
5
再び浮上した「クレカ表現規制問題」 クリスタやpixiv FANBOXの騒動からマンガ家が感じた不安と焦り
-
6
「アバハウス」全顧客の情報漏えいか 会員・受注DBに不正アクセス 「不審な返金メール届いた」報告で判明
-
7
第一生命に不正アクセス 従業員情報12万人分漏えいか 退職者も対象
-
8
免許証の悪用防ぐ届出集中、CIC・JICCで手続き遅延 タイムズカー情報流出直後に
-
9
靴のムーンスター、顧客情報漏えいの可能性 氏名や住所、注文情報など
-
10
貧乏な子どもが“稼げる大人”になる条件とは? 米ハーバード大などがFacebook7000万アカウント超から分析 2022年にNature掲載
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR