国内IT市場は堅調、11兆7000億円規模に

[ITmedia]

　IDC Japanが4月17日まとめた国内IT市場規模調査によると、2005年は前年比3.1％増の11兆7052億円になった。設備投資の回復などから堅調に成長し、前回調査時（7〜9月期）から0.2ポイント上方修正した。

　2005年〜2010年までは年平均1.8％成長と予想し、2010年の市場規模は12兆7796億円になる見通し。

　ITサービス市場は受注案件数が増加傾向にあるが、案件の小粒化や人材不足といった課題を指摘。パッケージソフトはシステム・ネットワーク管理やストレージなどシステムインフラ系が順調。ハードは数量は拡大する一方、低価格製品へのシフトと価格下落で市場は縮小傾向にある。

　調査はITサービス、パッケージソフト、サーバ、クライアント、ストレージ、周辺機器、ネットワーク機器が対象。