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Google Videoで「アドベントチルドレン」不正公開のユーザー、スクエニに賠償支払い

» 2006年04月24日 03時51分 公開
[ITmedia]

 スクウェア・エニックスはこのほど、米Googleの動画検索・公開サービス「Google Video」に、同社の映像作品を不正にアップロードしたユーザーを突き止め、このユーザーが同社に対し損害賠償金を支払うことで和解した、と発表した。

 同社によると昨年10月、「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」全編の動画ファイルがGoogle Videoに無断アップロードされていることが分かった。同社はGoogleに対しファイルの削除を要請し、Googleはこれに応じた。

 同社はその後も調査を続け、不正アップロードしたユーザーの身元を特定。「行為が悪質」として損害賠償請求訴訟に加えて刑事告発も検討していたが、該当ユーザーが不正アップロードを認めて謝罪し、損害賠償金の支払いにも応じたため、4月17日に和解した。

 同作品は国内出荷が100万本を超えるヒット作品。英国で24日、北米で25日に英語吹き替え版を発売するのを前に、「自社の知的財産権を侵害する行為の取り締まりを一層強化していく」としている。

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