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エルピーダ、最終赤字42億円に

» 2006年04月25日 17時23分 公開
[ITmedia]

 エルピーダメモリが4月25日発表した2006年3月期連結決算は、純損益が42億2900万円の損失(前期は82億1300万円の利益)だった。PC・サーバ向けDRAM市況の悪化で収益率が悪化したことなどが響いた。

 売上高は2415億5400万円(前期比16.7%増)、営業利益は1億4400万円(同99.0%減)、経常損益は30億7600万円の損失(前期は106億8400万円の利益)。

 高付加価値DRAM需要拡大に対応した設備投資と、PC・サーバ向けDRAM市況の悪化で収益率が悪化し、営業減益に。米独禁法訴訟に関連する特別損失21億6000万円や在庫の評価損なども影響し、最終赤字となった。

 同社は「将来のDRAM市況を的確に予想することが困難」として業績予想を開示していない。

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