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フリースケール、九十九電機と協業してマイコンキット販売

» 2006年04月26日 11時34分 公開
[ITmedia]

 組み込み半導体メーカーのフリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは4月26日、九十九電機と協業してフリースケール製品の一般小売り向け販売を開始すると発表した。

 フリースケールは自動車向けコントローラーや各種センサー、ポータブルオーディオ機器向けシステムコントローラーやモータードライバー、ネットワーク機器向け通信プロセッサなどに強みを持つ。組み込み用製品ということで、これまで一般のユーザーにはなじみが薄かったが、自社の名前のついた小売り製品の投入で知名度を向上したいという狙いがある。

マイコン評価キット マイコン評価キット「DEMO9S08QG8」

 今回の協業の第1弾製品としてフリースケールの8ビットマイクロコントローラ(マイコン)評価キット「DEMO9S08QG8」を九十九電機店舗である秋葉原のツクモロボット王国で28日に発売する。マイコン評価キットDEMO9S08QG8には、評価ボード本体(完成品)、統合開発ツール「CodeWarrior Development Studio」、USBケーブル、マニュアル類が含まれ、Windowsパソコンに開発ツールをインストールして評価ボードとUSBケーブルで接続するだけでアプリケーション開発ができる。

 今後はこのマイコン評価キットに接続する3軸加速度センサーやモーターを制御できる評価ボードなどを追加発売していく予定。そのほかこの評価キットを使った電子工作キット制作コンテストの開催や、夏休みの電子工作教室の開催も予定しているという。

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