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Microsoft、米国でadCenterを全面導入

» 2006年05月05日 07時27分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは5月3日、オンライン広告プラットフォーム「Microsoft adCenter」の米国での立ち上げを発表した。米国でMicrosoftが運営するサイトの広告付き検索は、すべて同プラットフォームに切り替えられた。

 adCenterでは広告付き検索の出稿を管理できる広告主向けツールを提供し、ユーザーの所在地、性別、年齢層といったターゲットを絞り込むことも可能。いずれコンテキスト広告、ディスプレイ広告も含め、Microsoft傘下のサイトに出稿する各種の広告を一手に管理できるようにする。

 コンテキスト広告はこの夏に米国のMSNで試験運用を開始予定。オンラインサービスのWindows Live Mail、Windows Live Spaces、Windows Live Safety Center、Windows Live for Mobile、Office Live、Office Online、およびXbox.comの各サイトでも、近い将来に広告を導入する準備を進めている。

 Microsoftでは、Web分析/ビジネスインテリジェンスツール提供企業DeepMetrixの買収を通じ、adCenterの今後のリリースで新しいWeb分析アプリケーションを提供する計画。

 adCenterはこれまでにシンガポールとフランスで導入されているほか、英国でも6月からテストを開始する。

 スティーブ・バルマーCEOは「MicrosoftはMSN、Windows LiveおよびadCenterを通じ、ソフトウェア企業から、最も魅力的なオンラインメディア提供企業へと進化する」と述べている。

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