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ドリコムがブログ・検索を分社 リクルートと協業

» 2006年05月10日 21時58分 公開
[ITmedia]

 ドリコムは5月10日、ブログ事業部門とカテゴリ特化型検索サービス事業部門を「ドリコムジェネレーティッドメディア」として6月1日付けで分社化すると発表した。新会社にはリクルートの子会社のファンドから出資を受け入れ、リクルートと協業する。

画像 「ロングテールの広告を獲得したい」と内藤社長

 新会社の社長は、ドリコムの内藤裕紀社長が兼任する。当初の資本金は1500万円。リクルートの投資子会社・リクルートインキュベーションパートナーズの運営するファンドが、6月20日付けで1億円の第三者割当増資を引き受け、うち5000万円を資本に組み入れる。増資後の持ち株比率はドリコムが6割、リクルートグループが4割。

 新会社は、ブログサービス「ドリコムブログ」や、ネット上の求人情報をまとめて検索するサービス「ドリコムキャリア」をドリコムから引き継いで運営するほか、CGM(コンシュマージェネレイティッドメディア)を活用した新メディアを構築。リクルートの関連サービスと連動させる。

 その上で、各メディアと検索連動広告やコンテンツ連動広告、アフィリエイトなどを組み合わせ、小規模な企業でも格安に広告展開できる仕組みを構築するという。

 まずはリクルートの地域情報サービス「ドコイク?」とドリコムブログを連携させる計画。求人や教育、住宅情報などの分野でも順次連携し、広告媒体としての可能性を模索していく。

 内藤社長は「ロングテールの広告市場は大きい。リクルートが取り込み切れていない小さな規模の広告を取り込みたい」などと話した。

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