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Samsung、WinHECでHHDプロトタイプを公開予定

» 2006年05月18日 13時03分 公開
[ITmedia]

 Samsung Electronicsは5月17日、NANDフラッシュメモリとハードディスクを組み合わせた次世代ストレージ、Hybrid Hard Disk(HHD)の商用プロトタイプをWindows Hardware Engineering Conference(WinHEC)で展示すると発表した。WinHECは5月23、24日にシアトルで開催予定。

 HHDは128Mバイト、256Mバイトの2種類のキャッシュサイズが用意される。ノートPCで使用した場合、従来型のハードディスクと比べてバッテリーは20〜30分長持ちし、信頼性は最大5倍まで向上するとSamsungは説明。同社によれば、HHDはコンピュータのモデルにもよるが、バッテリー持続時間を8〜10%延ばし、起動時間を8〜25秒短縮する。

 「Windows VistaではHHDとWindows ReadyDrive Technologyが統合され、パフォーマンスと信頼性の両方が改善される」とMicrosoftのWindowsクライアントマーケティング担当コーポレートバイスプレジデントのマイク・シーバート氏。「Windows Vistaのローンチに量産が間に合うよう、Samsungが迅速に動いてくれていることに満足している」とコメントしている。

 Samsungは次四半期にHHDのカスタマー向けサンプル出荷を開始する予定で、Windows Vistaのコンシューマー向けリリースが行われる2007年1月までに量産を開始する計画だ。

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