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» 2006年05月30日 09時04分 UPDATE

400万人突破のmixi “音楽でつながる”の可能性 (1/2)

400万人の巨大コミュニティ「mixi」に、音楽再生リスト共有機能が付いた。ユーザーが音楽でつながると何が起きるのだろうか――ミクシィに聞いた。

[岡田有花,ITmedia]

 ミクシィが運営する日本最大のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)「mixi」でこのほど、ユーザーがPCで再生した楽曲の履歴を公開・共有する新機能「mixiミュージック」を公開した。同様な機能を持つ音楽コミュニティは国内にも複数あるが、数百万人規模のユーザーをかかえたサービスは珍しく、ビジネスの可能性も広がりそうだ。

画像 「mixiには音楽が好きなユーザーが多い」とmixi事業部の片山正業事業部長

 SNSは以前から、音楽コンテンツと相性がいいと見られていた。2004年9月には、楽曲共有SNS「レコミュニ」がスタートしているほか、ソニーは、「Sonic Stage」などで再生した楽曲リストをネット公開できるSNS「PLAYLOG」を2月に公開。英国で、iTunesなどの楽曲再生リスト共有SNSを展開しているLastFMは、エキサイトと提携して夏にも国内進出すると発表している。

 mixiがこういった他サービスよりも有利な点は、圧倒的なユーザーベースだ。mixiユーザーは5月15日に400万人を突破。5月29日現在、422万人が利用している。このうちアクティブなユーザーは7割、約300万人にのぼるという。

 mixiミュージックは現在、有料会員限定で公開しており、6月中にも全ユーザーに無料開放する計画。PCで音楽を聴いていないと利用できず、専用ソフトのインストールが必要などハードルがあるため、同社は3カ月で20万ユーザーを目標にしているが、mixiのユーザーベースを考えると高いハードルではなさそうだ。

 数十万人単位のユーザーが一斉に再生履歴を公開すれば、これまでの楽曲販売ランキングとは異なる、「本当によく聴かれている音楽」を見つけ出すことができそう。音楽の聴き方やプロモーション方法にも、新しい可能性が開けるかもしれない。

なぜmixiで音楽なのか

 mixiユーザーには音楽好きが多く、全コミュニティの10.3%が音楽関係。メジャーなミュージシャンだけでなく、マイナーなミュージシャンのコミュニティも濃く盛り上がる傾向があるという。「音楽はコミュニケーションのハブになる」――同社はそう確信し、音楽を通じて他のユーザーとコミュニケーションできる新機能を長く検討してきた。

 mixiミュージックは、専用ソフトをインストールしておけば、iTuesやWindows Media Playerで再生した楽曲のリストを自動でmixiに送信し、ユーザーページに公開するという仕組み。よく聞いている音楽を他ユーザーに紹介できるほか、友人の音楽の趣味を知ったり、音楽の趣味が似ているユーザーを見つけたりできる。

画像 mixiミュージックのユーザートップページの例。聴いた楽曲が自動で送信・公開されるほか、お気に入りの楽曲を「お気に入りリスト」にまとめて紹介できる

 「参加のハードルが低く、ユーザーのコミュニケーションを活性化するような音楽サービスを作りたかった」――mixi事業部の片山正業事業部長はこう語る。mixiのレビュー機能を使えば、お気に入りのCDの感想などは公開できるが、文章が苦手な人にはハードルが高い。その点、mixiミュージックなら、普段通り音楽を聴いていれば好きな楽曲がどんどん蓄積されていき、好みの楽曲を手間なく紹介できる。

 ユーザー同士を交流させる機能も充実している。楽曲には自動でリンクが張られ、同じ楽曲をよく聴いている人を探したり、楽曲にコメントしたりできる。アーティスト名にも同様にリンクが張られ、同じアーティストが好きな人と出会ったり、楽曲ごとの再生回数ランキングをチェックしたりできる。「交流機能やランキングを盛り込むことで、何度も使いたいと思えるサービスにしたい」(片山事業部長)

画像 アーティストページ。ジャケット画像は、アーティスト名とAmazonのデータベースをマッチングした結果を自動で表示する。そのアーティストの楽曲をよく聴いているメンバーの上位50人も表示
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