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Parallels Desktopが機能強化し「値上げ」

» 2006年06月01日 11時22分 公開
[ITmedia]

 米Parallelsは5月31日、Intel Mac用の仮想化ソフト「Parallels Desktop for Mac」が最終テストリリースであるRC2(Release Candidate 2)となり、USB互換性向上をはじめとするさまざまな改良がなされたが、同時にParallels Compressor ServerとParallels Desktopを統合し、価格を79.99ドルに引き上げると発表した。

 Parallelsによれば、ディスクイメージ管理ツールのParallels Compressor ServerはWindows 2000/XP、Windows Server 2003のVMディスクイメージを50%まで圧縮可能。新価格の79.99ドルは、2製品を別々に購入するよりも150ドル割安としている。両製品を統合したのは、利用者からの強い要望によるものだと述べている。

 なお、β公開終了まで続けられた予約販売価格の39.99ドルは、統合版Parallels Desktopにも適用される。正式版登場後30日間は、49.99ドルの割引価格で購入可能。その後は79.99ドルの通常価格に移行する。

 RC2での主な改善点は次のとおり:

  • Parallels Compressor Serverを内蔵
  • パフォーマンスを大幅に改善
  • USB性能をアップし、サポートデバイスを拡大(PaSoRiが利用可能になった)
  • ホストとゲストとのネットワーク接続を改善
  • ネットワークアダプタのスイッチをオンザフライで実施可能に
  • Virtueを使った視覚的なOS変更のバグを修正

 Parallels Desktop for MacはIntel MacのMac OS X下で、Windows XPやLinuxなどのPC用OSを仮想マシンとして動かすためのソフト。BootCampほどではないが、エミュレータとは比較にならない、実マシンに近い性能を持つ。

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