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AMD、新設計のモバイルプロセッサ投入へ

» 2006年06月02日 08時15分 公開
[ITmedia]

 米AMDは6月1日、アナリスト向けの説明会を開き、新設計のモバイルプロセッサ投入計画など、次世代マイクロプロセッサアーキテクチャに関する詳細を披露した。

 新しいモバイルプロセッサは2007年下半期に登場予定。電力効率を高め、このプロセッサを搭載したモバイルデバイスのバッテリー持続時間を向上させる設計になっている。デュアルコアモバイルプロセッサでは、実行しているアプリケーションと利用状況に応じてコア両方あるいは片方のオンとオフを切り替え、HyperTransport技術の帯域幅を調整できる機能を提供する。

 サーバ、ワークステーション、デスクトップ向けの次世代アーキテクチャは2007年半ばにデビュー予定。サーバとワークステーション、高性能デスクトップPC向けの4コア製品と、汎用デスクトップPC向けのデュアルコア製品を投入する。

 これらプロセッサではアプリケーションの負荷に合わせて各コアの速度を変え、全体の消費電力を抑える機能を組み込む。これにより、現在のOpteronを搭載したサーバのワット当たりのパフォーマンスは、2007年に60%、2008年までに150%向上する見通し。

 新しい高性能PC向けプラットフォーム「4x4」(コードネーム)の計画も併せて披露された。4x4はAMDのDirect Connect Architectureを採用した4コアのマルチソケットプロセッサ。AMDが2007年に4コアプロセッサを投入する時点で8コアにアップグレードできる設計となる。

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