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バルマー氏、久夛良木氏、「重要でない10人」に選ばれる

» 2006年06月26日 12時21分 公開
[ITmedia]

 ビジネス誌「BUSINESS 2.0」が独自に選んだ「重要な50人」「重要でない10人」を発表した。

 「重要な50人」リストにはGoogle創設者のサーゲイ・ブリン氏とラリー・ペイジ氏、Apple Computerのスティーブ・ジョブズ氏などが名を連ねた。同誌は、今の世界を変えるアイデアや製品、ビジネスの見識を持つ人々を選んだとしている。

 このリストの1位に入ったのは企業幹部ではなく、「クリエイターとしての消費者」だった。同誌は消費者によるWebでの情報発信を評価、「あなたがた消費者はいつかWeb3.0を構築する。それが何なのかは分からないが、この先重要になることは確かだ」と記している。

 ITやメディア関連では、Google創設者(2位)、QUALCOMMのポール・ジェイコブズCEO(3位)、メディア王ルパート・マードック氏(4位)、スティーブ・ジョブズ氏(5位)、Microsoftのレイ・オジー氏(10位)などがランクインしている。ビル・ゲイツ氏は21位だった。写真共有サイトFlickr(13位)やIP電話Skype(36位)の創設者、電子フロンティア財団(39位)なども入っている。

 「重要でない10人」は、同誌が重要な50人のリストを作る際に、「ピークを過ぎ、影響力が弱まった。あるいはその重要性が誇張されている」と判断した人から選んだ。

 このリストはIT関連で占められ、1位はMicrosoftのスティーブ・バルマーCEO、2位はIP電話企業Vonageのジェフリー・シトロン会長、3位は郵送DVDレンタルNetflixのリード・ヘイスティングスCEOだった。4位はソニー・コンピュータ・エンターテインメントの久夛良木健社長で、同誌は「主にBlu-rayのために、プレイステーション 3(PS3)はMicrosoftや任天堂の競合機より遅れ、価格も高い。この遅れとコストでPS3の成功の見込みは低くなりそうだ」と評している。

 すぐ後の5位には、Blu-rayと競合するHD DVDを支持するHD-DVD Promotion Groupの上級コンサルタント、ウォーレン・リーバーファーブ氏が付けている。「消費者が既存DVDからのアップグレードに熱心だという証拠はほとんどなく、次世代DVD規格戦争が解決するころには、ほとんどの人が映画をダウンロードしているだろう」

 6位はIT系コミュニティーサイトSlashdot.org設立者ロブ・マルダ氏。「Slashdotの編集者主導の記事選択モデルは、Diggのようなユーザー生成型システムに取って代わられつつある」と同誌は述べている。

 7位はVodafoneのアルン・サリーンCEO、8位はSun Microsystemsのジョナサン・シュワルツCEO、9位はLinux作者のリーナス・トーバルズ氏、10位はソーシャルネットワーキングサイト(SNS)Facebook創設者のマーク・ズッカーバーグ氏だった。

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