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“いい人”だけじゃ採用されない?――新卒内定者の傾向

» 2006年07月05日 22時01分 公開
[ITmedia]

 みんなの就職活動日記と楽天リサーチは7月5日、「みんなの就職活動日記」ユーザーを対象にした就職活動に関する調査の結果を発表した。内定のある学生には外部に積極的に働きかけるタイプが多く、内定のない学生には、遠慮がちな“いい人”が多かったという。

 調査は、5月17日から5月30日にかけ、4389人に対して行った。

 自己意識に関して聞いた結果、内定のある学生には「リーダーシップを率先して発揮するタイプ」(内定者23.2%、非内定者13.4%)、「じっとしていることが苦手だ」(内定者67.1%、59.3%)、「思ったことを遠慮なく正直にしゃべってしまう方」(内定者37.9%、非内定者30.4%)と答える人が、内定のない学生よりも目立って多かった。

画像 自己意識に関して聞いた結果

 内定のない学生は「困っている人を見たら、率先して手助けするほう」(内定者37.5%、非内定者45.9%)と答えた人が多い。両社は「“いい人”では、企業に対する訴求力がない。むしろ遠慮なく何でも発言し、盛んに活動していることが企業に受け入れられやすいということだろうか」と分析している。

 就職活動の開始時期は、内定者は2005年10月(17.3%)、同11月(19.4%)が最も多く、非内定者は2006年2月(24.0%)、同3月(14.2%)という回答が4割近くを占めた。

 活動場所につては、非内定者は「就職活動を主に地元(出身地)の企業で行っている」と回答した人が41.0%と、内定者より14.4ポイント多かった。

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