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世界携帯電話市場、NokiaとMotorolaが半分占める

» 2006年08月25日 16時12分 公開
[ITmedia]

 2006年第2四半期の携帯電話販売台数は前年同期から18.3%拡大し、NokiaとMotorolaがシェアを伸ばした。Gartnerが8月24日、最新の調査結果を報告した。

 同四半期の携帯電話販売台数は全世界で2億2900万台、「2006年に9億6000万台」との予測到達に向けて順調に進んでいるとGartnerは述べている。同社は第3四半期の販売台数を2億3800万台と予測している。

 「西欧と北米の成熟市場ではキャリアが成長ペースを維持するのに苦労したが、新興市場では引き続き新規加入者が携帯電話の売り上げをけん引している」(Gartner)

 ベンダー別では、1〜3位までの順位は変わらず。1位のNokiaと2位のMotorolaはそれぞれシェアを伸ばし、全世界の携帯電話の半分以上を占めた。特にMotorolaは第3四半期にMOTOFONEKRZR、RIZRを投入することで、引き続きシェアを伸ばせるはずだとGartnerは予測している。

第2四半期の携帯電話販売台数(単位:千台)
社名 2006Q2販売台数 2006Q2シェア 2005Q2販売台数 2005Q2シェア
Nokia 77065 33.6 61209 31.6
Motorola 50170 21.9 34258 17.7
Samsung 25526 11.1 25027 12.9
Sony Ericsson 15281 6.7 11903 6.1
LG 14400 6.3 13073 6.7
BenQ Mobile* 7396 3.2 9327 4.8
その他 39276 17.2 38894 20.2
合計 229116 193693
*BenQとSiemensの販売台数を含む

 3位のSamsungはわずかにシェアを落とした。韓国内での売り上げ減とアジア太平洋地域の一部市場で需要が予測を下回ったことが響いた。Sony Ericssonは4位に返り咲いた。「音楽とイメージングに賭けた戦略が依然奏功している。同社の売り上げの25%はウォークマン携帯によるもので、サイバーショット携帯も好調」という。

 LGはチョコレートフォンが好調で世界的にブランド認知度が高まったものの、5位に転落した。

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