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上半期の国内プリンタ市場、台数で3.6%減

» 2006年09月11日 18時22分 公開
[ITmedia]

 ガートナージャパンが9月11日まとめた2006年1〜6月期の国内プリンタ市場調査によると、出荷台数は前年同期比3.6%減の364万8000台、金額で同5.0%減の1648億100万円にとどまった。台数の8割を占めるインクジェットが減少。本体価格の値下がりから、減少幅は金額のほうが大きかった。

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 単機能機と複合機を含むインクジェット市場全体は、前年に好調だったことによる反動から309万5000台・同5.5%減のマイナス成長に。ただ、単機能機は同30.5%減の122万3000台と大幅減に見舞われたものの、複合機は同27.6%の170万2000台に拡大し、複合機へのシフトが鮮明になった。

 ガートナーは(1)複合機と単機能機の価格差が縮小、(2)複合機のラインアップの充実に伴いユーザーの選択肢が広がっていること──をシフトの要因と分析。スキャナやコピー機としても使えるため、「今後もインクジェット市場では、多機能な複合機が増加する」と予測している。

 メーカー別シェアは、キヤノンが37.5%で首位。エプソンが35.3%で続き、3位は日本ヒューレット・パッカード(7.9%)、4位はブラザー(4.9%)、5位はリコー(3.3%)だった。

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