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Symantec、Norton AntiVirus 2007を発表

» 2006年09月14日 07時58分 公開
[ITmedia]

 米Symantecは9月12日、新バージョンのウイルス対策ソフト「Norton AntiVirus 2007」と、「Norton Internet Security 2007」を発表した。前バージョンに比べ、メモリ使用量の低減、スキャン速度の向上、起動時間の短縮などを実現したほか、新機能も織り込んだ。

 Symantecによると、最近のウイルス作者は、完全な新種を開発するのではなく、既存のマルウェアから時間をかけずに亜種を作成する傾向があるという。Norton AntiVirus 2007ではこうした傾向に対応。個別マルウェア対応の署名ファイルを要求しなくても、同系列のマルウェアには一括で対応できる技術を織り込んだ。また、rootkitを悪用したウイルスへの対応も強化した。

 Norton Internet Security 2007は、Norton AntiVirus 2007の機能に加え、オンライン攻撃への対処機能を追加したもの。経験則を用いてフィッシングサイトを検出するヒューリスティック技術を採用し、そのフィッシングサイトの最初の訪問者となった場合にも、保護が行われるようにしている。

 Norton AntiVirus 2007は39.99ドル、Norton Internet Security 2007は69.99ドルで、Symantecのオンラインストアや小売店で、2006年9月中に提供される予定。5人以上、10人以上のユーザー向けSmall Office Packも提供される。また、アップグレード特典を持つ利用者に対しては、Norton AntiVirus 2007は39.99ドル、Norton Internet Security 2007は49.99ドルで提供される。

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