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東芝「dynabook」のソニー製電池に不具合 34万個を無償交換

» 2006年09月19日 13時52分 公開
[ITmedia]

 東芝は9月19日、ノートPC「dynabook」シリーズのバッテリーパックの一部に、ごくまれに充放電できなくなる不具合が見つかったため、無償交換すると発表した。対象は世界で34万個(うち国内4万5000個)。バッテリーセルはソニー製だが、東芝は「デルなどでリコールがあった電池とは異なる型で、発煙・発火などの危険性はない」としている。

東芝の株価チャート東芝の株価チャート(1年:縦軸の単位は円)

 対象は、今年3月から5月に製造されたdynabookシリーズの「AX/8」「CX/8」「TX/8」「VX/780LS」と、企業用「dynabook Satellite」シリーズの「CW1」「AW4」「AW5」「A100」の一部で、製造番号の一番左の数字が3か4か5で始まるもの。

 バッテリーパックだけ交換する。対象機器の見分け方はWebサイトに詳述した。問い合わせ先電話番号は0120-366-554

 ソニーは今回の不具合の原因について「他社から調達している絶縁紙の成分が、当社に連絡なく変更されていたため。製造上の問題ではない」と強調。同型のバッテリーセルは他社にも供給しており、他社機器でも同様な不具合がないか確認中だが「バッテリーパックの構造上、不具合が起きる可能性は低いだろう」としている。

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