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» 2006年10月02日 22時13分 UPDATE

超リアルなお仕事体験パーク「キッザニア」を見てきました

子どもたちが70種類もの仕事を体験できる「キッザニア」が都内にオープンする。実際の企業が“職場”を提供するためリアルな仕事を体験でき、報酬ももらえる。

[岡田有花,ITmedia]

 宅配便を届けたり、ピザ屋でピザを焼いたり、建築現場で資材を運んだり――子どもたちが、さまざまな職業を体験できるテーマパーク「キッザニア東京」が、10月5日に東京・豊洲(江東区)にオープンする。10月2日に行われた報道向け内覧会では、一足先に招待された近所の小学生が“仕事”に夢中で取り組み、楽しそうな笑顔を見せていた。

 キッザニア東京は、約1800平方メートルの敷地に、現実社会の約3分の2サイズの建物を並べた屋内施設。お店や消防署、警察署など約50のパビリオンが小さな街を構成しており、約70の職業を体験できる。

 宅配便はヤマト運輸が、ピザショップはピザーラが運営するなど、それぞれのパビリオンはその職業に関連の深い現実社会の企業がスポンサーとなり、リアルに職業を体験できるようになっている。スポンサーにとっては、子どもたちに企業ブランドを覚えてもらう機会にもなっている。

画像画像 入り口は空港風(左)。子ども達は、ここで「トラベラーズチェック」(銀行で通貨「キッゾ」に換えられる)を受け取って入場する。頭上の飛行機はパビリオンで、キャビンアテンダントや機長の体験ができる。街は薄暗く、夜という設定

 パビリオンで仕事を体験すると、キッザニアの通貨「キッゾ」で報酬がもらえる。もらったキッゾは「デザイン教室」(セイコーエプソン提供)を利用したり、「携帯電話ショップ」(NTTドコモ提供)で携帯電話を借りたり、デパートのパビリオンで買い物する際など、さまざまなシーンで必要になるほか、クレジットカードセンター(JCB提供)に行けばプリペイドタイプのICカードに変えることもできる。

画像画像 三井住友銀行が提供する銀行パビリオンでは、トラベラーズチェックを50キッゾに変えられる。使い切れなかったキッゾを“預金”すれば、次に来た時に引き出して使える(左)。JCBの「クレジットカードセンター」ではキッゾを電子マネー化できる
画像画像 10キッゾで、本物の携帯電話を借りられる。NTTドコモは、携帯をかざすだけでクーポン券を取得できる「トルカ」も出展。パビリオン情報をゲットできる

 キッザニアの中で、子どもたちは大人として扱われる。スタッフは、「仕事の少し先輩」という立場で接し、子どもたちに対して丁寧語や敬語を使って仕事を教える。

 街の中の時間は常に夜で、あいさつは「こんばんは」。子どもなら家に帰らなくてはならない時間だが、大人だから働いている――そんな設定だ。服装も本格派で、実際の制服に近いデザインの制服をパビリオンごとに貸し出し、大人になりきってもらう。

 仕事に対する心構えや礼儀もきっちりと学ぶ。ガソリンスタンド(出光興産提供)では、大きな声で「いらっしゃいませ」「レギュラーですか? ハイオクですか?」「窓をおふきします」などとあいさつを練習し、お客さん役の子どもの前で実際に言ってもらう。宅配便のパビリオン(クロネコヤマト提供)では「荷物をお届けしたお客様に、嬉しい、楽しい気持になってもらうために、楽しそうな笑顔で届けましょう」などと教育。食べ物を扱う店では、必ずしっかりと手洗いさせている。

 あいさつなどの“教育”は、子どもには面倒なのではないかと思うほど丁寧だったが、子どもたちは真剣な表情で説明を聞き、大きな声であいさつし、楽しそうに働いている。大人扱いしてもらい、大人と同じように真剣に仕事できるのがとにかく楽しいようだ。

画像画像 「カーライフサポートセンター」(オートバックス提供)でタイヤ交換・オイル交換を体験できる(左)。ガソリンスタンドでは、みんなで車を拭き、給油する
画像画像 宅配便の心得を学んでから隣のパビリオンに荷物をもらいに行き、別のパビリオンに配達する

 大人も遊んでみたいと思える魅力的なパビリオンも多いが、参加できるのは子どもだけ。大人は、パビリオン周辺に置かれたベンチや、専用の待合室などで子どもが“仕事”を終えるのを待つ。

 この日招待された豊洲小学校の子どもたちには、食べ物のパビリオンが特に人気。ソフトクリームを作って実際に食べることができるソフトクリームショップ(日世提供)には長蛇の列できていたほか、ピザショップやハンバーガーショップ(モスバーガー提供)、パン屋さん(ドンク提供)も列が絶えなかった。女の子には、オリジナルのTシャツを作れるファッションブティック(タカラトミー提供)が大人気だ。

画像画像 ソフトクリーム作りが大人気(左)。ハンバーガーショップでは、野菜を挟んだりバンズを焼いたりできるが、パテを焼くのは“先輩”のお仕事。子どもたちは興味深そうに見守る
画像画像 ピザーラの工房で作ったピザは実際に焼いて食べられる(左)。食べるだけでなく、歯科医体験(ライオン提供)も。自分の歯の歯垢をチェックする機械も置いてある
画像画像 朝日新聞のパビリオンでは、新聞記者になってキッザニアの店舗などを取材し、PCで記事を書き、自分だけの新聞を印刷できる(左)。カメラマンになって指定の場所を撮影するフォトスタジオはソニースタイル提供

 キッザニアは、メキシコのKZMが開発した屋内施設。1999年にメキシコ市に、今年5月にモントレーにオープンした。メキシコでの年間来場者数は82万人。キッザニア東京は、キッザニア初の海外進出となる。キッズシティージャパンが運営しており、年間70万人の来場を見込んでいる。

 場所は10月4日にオープンするショッピングセンター「アーバンドックららぽーと豊洲」3階。ららぽーと豊洲は、東京メトロ・ゆりかもめ豊洲駅から徒歩3分。入場は1部(午前10時〜午後3時)と2部(午後4時〜午後9時)の入れ替え制で、入場料は以下の通り。各部とも定員があり、確実に入場したい場合はWeb予約をすすめている。当面、1部は当日券販売はしない。

- 土、日、祝日 平日(2部のみ)
幼児(2〜3歳) 1500円 1200円
こども(4〜15歳) 3000円 2400円
大人(16歳〜) 2000円 1600円

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