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Webサイト攻撃で恐喝のロシア人に、懲役8年の判決

» 2006年10月06日 12時07分 公開
[ITmedia]

 マルウェアをインストールした「ゾンビマシン」を悪用してサービス拒否(DoS)攻撃を行い、オンライン企業を恐喝したとされる容疑者3人が、ロシア当局から懲役8年と賠償金3700ドルの支払いを命じられたと、セキュリティ企業の英Sophosが10月5日に伝えている。

 この3人は、複数の英国のオンライン企業が外部サイトにアクセスできないようにし、Webサイトを攻撃すると脅し、400万ドル以上を奪い取ったとされる。また、スポーツくじサイトのCanbet Sports Bookmakersは支払い要求に応じなかったためにWebサイトを乗っ取られ、サイト停止のたびに20万ドル以上の損失を被った。検察によると、同様の恐喝は半年間に30カ国で行われていたという。

 ロシア捜査当局は、英国のNational Hi-Tech Crime Unit、国際刑事警察機構(Interpol)、米連邦捜査局(FBI)と協力して捜査を行った。

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