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» 2006年10月11日 07時46分 UPDATE

YouTube買収は「クレイジー」――ドットコム長者がコメント

買収が噂された段階から、「とんでもない」とコメントしていたキューバン氏。正式発表を受けてもなお、買収に対して疑問を持っている。

[ITmedia]

 米Googleの米YouTube買収は「クレイジー」――米国のIT起業家マーク・キューバン氏が、自身のブログでコメントした。キューバン氏は、買収の噂が飛び交っていた先週の時点から、「買収なんてとんでもない」としていたが、10月9日のGoogle、YouTube両社による正式発表後も、そのスタンスを変えていない。

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 キューバン氏が懸念しているのは著作権の問題で、「次に何が起こるか興味深い」という。Googleが今後1度でも著作権侵害で「御用」となるようなことがあれば、多くの株主訴訟につながると見る。Googleが、著作権に関するリスクをどう認識しているか、米証券取引委員会(SEC)に対してどう説明するかも見もの。また、両社が最近、各レーベルと急いで提携にこぎ着けたのは、デジタル権利管理(DRM)を気にしている現れであると見る。また、Google Video上でビデオクリップを販売する一方で、YouTube上で同じコンテンツが無料で配信される矛盾をどう解決するのかも見ものである、としている。

 Foxの出方にも言及。FoxはGoogleやYouTubeと違ってコンテンツを所有しており、その気になれば、両サイトで流通しているFoxの人気コンテンツを調べ上げ、著作権保護を訴えることもできる。「Gootube」のユーザー調査の召喚状を出すことさえ可能だ。結果的に、Googleは全てのコンテンツの著作権検出を行わざるを得なくなる、とキューバン氏は予測する。

 同時に、こうした前提が崩れた場合についても持論を展開している。YouTubeに見られるような無料コンテンツを誰もが楽しみ、著作権をめぐる訴訟が起きないような世の中になったら――その場合のために、キューバン氏は「www.effingreat.com」というドメインの登録を済ませたという。自身が出資するオンラインストレージとファイル共有のためのサイトFilesAnywhere.comの機能を使ってコンテンツ共有サイトを築くためだ。「YouTubeやGoogleと同様のやり方で」著作権つきのコンテンツを勝手にアップロードして販売し、利益を得ることだってできる――そんな世界になってしまうかもしれない、と問題提起した。

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