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「YouTube違法動画、削除だけでなく共存を」――ライブドア調査

» 2006年10月18日 19時46分 公開
[ITmedia]

 ライブドアは10月18日、YouTubeなど投稿動画サイトに関する意識について調査結果を発表した。テレビ番組の無許諾アップロードなど、著作者の権利を侵害したコンテンツについては「見るだけなら抵抗がない」とする回答が多く、権利者が削除を求める動きについては「削除だけでなく、共存共栄の方法を考えるべき」とする答えが多かった。

 調査は、8月24日から9月13日にかけ、livedoorニュースを中心としたポータルサイト来訪者を対象に同社のネット調査サービス「BizMarketingサーベイ」で行い、1269件の有効回答を得た。男女比は74:26。

 投稿動画サイトにアクセスしたきっかけは、最多が「個人が作成しているブログやSNSの記事」(51.48%)で、「ニュースサイトの記事」(46.26%)、「コミュニティー以外の掲示板などからの情報」(22.85%)と続いた。

 視聴したことのある映像ジャンルは「バラエティ・お笑い」(50.28%)、「音楽ビデオクリップ」(41.27%)、「ニュース」(39.72%)の順に多かった。「CM」という回答も28.45%あった。

 テレビ番組などが権利者に無断で公開されていることへの意識は「他人が投稿したものを見るだけなので、特に抵抗感はない」が45.14%と最多だったが、「閲覧することに抵抗感を覚える」と答えた人も24.82%、「閲覧したくない」人も12.09%いた。「閲覧だけではなく、自分も積極的にアップロードしたい」と答えた人は3.24%だった。

 権利者が違法コンテンツの削除依頼を行っていることについて、最も多かった意見は「共存共栄の方法を考えるべき」(40.40%)、次いで「ユーザーの利便性を考えずに、削除を求めるのはおかしいと思う」(23.72%)、「既存ビジネスを守るためであれば仕方ない」(20.32%)、「クリエイターや著作権者の利益を守るためアップロードしたユーザーは制裁を受けるべき」(16.05%)という順だった。

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