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» 2006年10月19日 07時10分 UPDATE

EFF、個人情報DBをめぐりFBIを提訴

米政府によるプライバシー侵害に対抗するため設立されたEFFのプロジェクトが、FBIの「テロ対策」のデータベースに関する情報公開をめぐり提訴を行った。

[ITmedia]

 電子フロンティア財団(EFF)のFLAGプロジェクトは10月17日、米司法省を、情報公開法に反するとして提訴した。司法省の捜査部門である連邦捜査局(FBI)の、「テロ対策用」個人情報データベース「Investigative Data Warehouse(IDW)」に関する情報公開が争点。

 FBIによると、IDWは反テロリズム捜査用のデータベースで、個人の写真や経歴、現住所や財産に関する情報などの幅広い情報収集に利用するために作成されたという。5億6000万件以上の情報が保管されており、警察など、約1万2000人の司法当局関係者がアクセスできるという。

 FLAGプロジェクトはFBIに対し、IDWに情報を保管する基準や、個人情報保護の方針に関する情報公開依頼を提出していたが、FBIが情報公開法に沿った公告を提示しなかったため、提訴に踏み切った。FLAGプロジェクトのディレクターであるデビッド・ソベル氏は「米国民は、どういう場合に情報収集が行われ、誰がアクセスできるか知る権利がある。もし情報が間違っていたらどうするのか? どうやって修正するのか? こうした重要な問いにFBIは答える義務がある」とコメントしている。

 EFFのFLAGプロジェクトは、情報公開法や訴訟という手段を使って、米政府によるプライバシー侵害の事実を明らかにすることを目的に設立された。既にFBIの通信傍受システムに関する情報公開をめぐり、訴訟を起こしている。

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