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» 2006年10月19日 11時11分 UPDATE

HP、世界PC市場でDellを抜く――第3四半期調査

2003年第4四半期以来初めて、HPがDellを抜いて世界トップに立った。ただし米国市場ではDellが王座を守っている。

[ITmedia]

 これまでPC市場で世界第2位だったHewlett-Packard(HP)が、2006年第3四半期にDellを追い抜いて首位に立った。米調査会社IDCとGartnerが10月19日、報告した。

 IDCの調査では、同四半期の世界PC出荷台数は前年同期から7.9%の伸びで、前四半期の伸び率9.8%と比べると低下している。Gartnerのデータでは、同四半期の出荷台数は5910万台で、前年同期から6.7%増加した。

 メーカー別で見ると、HPが2003年第4四半期以来、初めて世界市場で首位に立った。Gartnerによると、同社は世界のどの地域でも好調で、出荷台数は15.4%増え、シェアは15.1%から16.3%に拡大した。

 2位に転落したDellは、Gartnerのデータでは出荷台数の伸び率が3.6%にとどまり、シェアは16.6%から16.1%に減少した。これにLenovo、Acer、東芝が続く。

第3四半期の世界PC出荷台数
順位 社名 2006年3Q出荷台数(単位:千台) 2006年3Qシェア 2005年3Q出荷台数(単位:千台) 2005年3Qシェア 出荷台数伸び率
1 Hewlett-Packard 9652 16.3 8361 15.1 15.4
2 Dell 9541 16.1 9210 16.6 3.6
3 Lenovo 4444 7.5 4035 7.3 10.1
4 Acer 3468 5.9 2600 4.7 33.4
5 東芝 2551 4.3 1955 3.5 30.5
その他 29486 49.9 29256 52.8 0.8
合計 59143 100.0 55417 100.0 6.7
(資料:Gartner)

 米国市場においてはDellが首位を維持したが、シェアは33.9%から32.1%に減少。2位のHPは21.2%から23%へとシェアを伸ばしている(数値はいずれもGartner)。これにGateway、Apple Computer、東芝が続く。

第3四半期の米国PC出荷台数
順位 社名 2006年3Q出荷台数(単位:千台) 2006年3Qシェア 2005年3Q出荷台数(単位:千台) 2005年3Qシェア 出荷台数伸び率
1 Dell 5113 32.1 5506 33.9 -7.1
2 Hewlett-Packard 3657 23.0 3439 21.2 6.3
3 Gateway 1013 6.4 1024 6.3 -1.1
4 Apple Computer 975 6.1 744 4.6 31.0
5 東芝 813 5.1 664 4.1 22.3
その他 4352 27.3 4865 30.0 -10.6
合計 15923 100.0 16243 100.0 -2.0
(資料:Gartner)

 地域別で見ると、米国市場では企業向けPCが不調、アジア太平洋地域(日本除く)では2けた成長が続いた。日本での出荷台数は引き続き減少しており、IDCは液晶テレビなどほかの製品との競争が原因だとしている。

 IDCは今年後半の見通しについて、買い換えの減少やVistaのリリース延期などの懸念材料を挙げながらも、全体の見通しは依然として明るいとしている。

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