「無言電話」かけたCarphoneら4社に警告――罰金の可能性も

[ITmedia]

　英国情報通信庁（Ofcom）は11月3日、消費者に無言電話をかけたとして、4社に警告通知を送ったと発表した。

　機械を使って自動的に電話をかける場合、かけた電話の本数がエージェントの人数を上回ると、エージェントが電話を処理できず（放棄呼）、受け手が電話をとったとき無言電話になってしまう。

　Ofcomは2006年3月1日に、放棄呼の場合録音メッセージを流し、消費者に事情を説明することを定めたガイドラインを発行した。また新ガイドラインは、24時間以内にかけられた各プロモーションの宣伝電話のうち、放棄呼の率が3％を超えないよう規定している。

　Ofcomは調査の結果、ガイドラインに違反したとして、Carphone Warehouse、Brakenbay Kitchens、Space Kitchens、IDT Directの4社に警告を送り、2006年12月6日までに返答がない場合、処罰の可能性があるとしている。この場合、違反1件につき、最高5万ポンドの罰金が課せられる可能性があるという。