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» 2006年11月14日 18時10分 UPDATE

「日本国語大辞典」来夏からWebに

50万項目・100万事例を収録した国語辞典が、来年からオンラインで利用できるようになる。

[岡田有花,ITmedia]

 小学館の子会社で富士通、NEC、シーエーシーが出資するデジタルコンテンツ企業・ネットアドバンスは11月14日、「日本国語大辞典 第2版」(全13巻+別冊)のコンテンツを来年夏から、統合辞書データベース「ジャパンナレッジ」に追加すると発表した。

画像 日本国語大辞典 第2版

 日本国語大辞典は、1972年に初版を刊行した日本最大規模の国語辞典。2000年に出版した第2版は、50万項目・100万事例を収録している。

 ジャパンナレッジは「日本大百科事典」(小学館)、「Encyclopedia of Japan」(講談社)、「学位・博士論文検索」(コンテンツワークス)など30あまりのコンテンツを横断検索できる。日本国語大辞典は、複数キーワードによる検索や、用例検索、品詞・方言による絞り込み検索などができるようになる予定だ。

 日本国語大辞典は、以前からデジタル化を求める声があったというが、収録文字数が約1億文字とぼう大な上、JISコード外の文字も数多く利用していたため実現が難しかった。ネットが一般化し、Windows VistaがUnicodeをサポートするなど環境が整ったため、デジタル化を決めた。

 同辞典は公式サイト「日国.NET」で、未収録の用例・新項目をユーザーから広く募集し、編集部がチェックした上で公開している。オンライン版には、ここで投稿された内容も順次反映していく計画だ。

画像 ユーザーが投稿した「オタク」の初出とみられる事例。去年から今年にかけて発売した「精選版」に収録されているという

 料金は、法人利用(1ライセンス)が月額1万5750円(税込み、以下同)、個人利用が同1575円。ジャパンナレッジユーザーはそれぞれ3割引になる。

 同社の黒木重昭副社長によると、ジャパンナレッジのユーザー数は、法人が約350、個人が約3000。国内の大学や高校、図書館などのほか、米スタンフォード大など海外の大学でも利用されている。

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