ITmedia NEWS >

ADSL、半期で初の純減 FTTHは急成長

» 2006年11月16日 21時31分 公開
[ITmedia]

 MM総研が11月16日に発表した、9月末時点の国内ブロードバンド回線事業者の加入件数調査結果によると、ADSLが半期ベースで初めて減少に転じた。FTTHの増加ペースは勢いを増している。

 ADSL加入件数は1483万2000件と、3月末時点と比べて6万3000件減。FTTHは同171万件増の705万5000件で、増加数では半期ベースで過去最高だった。CATVは350万件で、3月末より約15万件増えている。

 事業者別では、FTTHはNTT東西の「Bフレッツ」が依然トップで、前年同期比2倍の472万件。他事業者は1.4倍程度の伸びだった。シェアもNTT東西が強く、1年で7.1ポイント伸ばして66.9%。積極的な販促やADSLからの乗り換え促進などが成長の要因としている。

 ADSLの回線数は、BBテクノロジー(Yahoo!BB)が前年同期比3%増の515万件。シェアは35.8%だった。NTT東西は3月末と比べて約10万件減の558万件。シェアは38%となっている。

 FTTHは今後も順調に成長し、2009年3月末には1900万件に拡大する見通し。ADSLは減少を続け、2009年3月末には1250万件に。CATVは堅調に推移し、2009年末には440万件となる見通しだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.