証券取引法違反の罪に問われたライブドア前社長・堀江貴文被告の論告求刑公判が12月22日、東京地裁であり、検察側は懲役4年を求刑した。
検察側は「被告の弁解は、刑事責任をまぬがれるための虚構。多数の投資者を欺き、自社の利益を図った悪質な犯行だ。経済や証券市場にも悪影響を与えた」などと厳しく非難した。
公判で堀江被告は無罪を主張している。公判は、来年1月26日の最終弁論で結審する。
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堀江元ライブドア社長の公判が始まるにあたってメディア関係者から質問を受けたが、どうやら“ホリエモン”の影響力はまだ強く残っているようで……。
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ライブドア前社長の堀江貴文被告、村上ファンド前代表の村上世彰被告ら「市場主義」で一世を風靡した時代の寵児たちが表舞台から姿を消し、揺り戻しが広がっている。格差定着に気付いた国民は市場主義への疑問を強め、守りに傾倒した手法を選択する経営者も増えた。市場主義バブルは崩壊した感がある。
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