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日本語ドメイン名をクリッカブルに、JPRSがメーラー開発者向けにガイドライン

» 2006年12月27日 18時50分 公開
[ITmedia]

 日本レジストリサービス(JPRS)は12月27日、電子メールソフトの開発者向けに、メール本文に記された日本語ドメイン名URLをクリッカブルにするためのガイドラインをまとめ、公開した。

 電子メールソフトでは通常、メール本文中に記述されたURLをクリックすると、Webブラウザが起動し、そのページが表示されるようになっている。しかし、日本語ドメイン名を用いたURLの場合、文字列がURLとして認識されず、クリックしてもWebブラウザが起動できない事例が多いという。

 JPRSがまとめたガイドラインは、こうした問題を解決し、電子メールソフトから簡単に、日本語ドメイン名を持つWebページにアクセスできるようにすることを目指したもの。電子メールソフトが、メール本文中の日本語ドメイン名URLをどのように認識し、Webブラウザと連携すべきかについてまとめてある。

 JRPSではこのガイドラインによって、日本語ドメイン名の利便性がASCIIのドメイン名と同レベルにまで高まるとしている。引き続き、さまざまな電子メールソフトの開発者と連携しつつ、ガイドラインに沿ったソフトウェアの開発を推進し、対応ソフトウェアをJPRSのWebサイトなどで紹介していく予定という。

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