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携帯電話で試験勉強する人たちNews Weekly Access Top10(2007年3月25日−3月30日)

» 2007年04月02日 20時30分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 先週のアクセストップは、YouTubeがビデオコンテストの結果を発表した、という記事だった。YouTubeは著作権問題ばかりが前面に出がちだが、個人が世界に発信する新しいメディアとして使われていることを証明するこのようなニュースを見ると、少しほっとする。

 9位には、携帯ネットの実情についてビットレイティングス佐藤崇社長に聞いた記事がランクインした。その内容は、携帯ネットをほとんど使ったことがない記者にとっては驚きの連続だった。

 佐藤社長によると3月末ごろ、法律用語や化学式などの検索がぐんと増えたそうだ。大学生の期末試験勉強だろうか。そういえば「モバゲータウン」でも、「質問掲示板」にユーザーが学校の宿題を書き込み、他のユーザーに解き方を教えてもらう、という様子が見られた(関連記事参照)

 最近は携帯電話からWikipediaも読めるし、辞書も搭載しているから、携帯さえあれば、重い紙の辞書や、もしかしたら教科書すら不要で試験勉強できるのかもしれない。

 学校の定期試験や資格試験などでは、たとえ時計を見るだけであっても、携帯電話は使用禁止となっていることが多い。試験が始まる前に携帯電話を封筒に入れて封をさせ、試験終了まで封を開けなくするなど、携帯利用を厳しく制限している資格試験もある。そこまでしなくてもいいような気もしつつ、そうしなくてはならないほど携帯が高機能化し、コンテンツが充実してきた、ということの現れなのかもしれない。

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