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次世代コンテンツ管理ソリューション、MSから

» 2007年04月16日 15時25分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは4月15日、次世代デジタルコンテンツ管理ソリューション「Microsoft Interactive Media Manager」を発表した。同製品はこの日提供開始された。

 この製品はMicrosoft Office SharePoint Server 2007の拡張機能で、映画会社やゲーム開発会社、放送事業者、広告代理店などのメディア企業を対象としている。

 同製品はWebベースインタフェースを備え、OSはWindowsおよびMac OSに対応、ブラウザはInternet Explorer(IE)、Firefox、Safariをサポートする。ユーザーはWebインタフェースでメディアファイルにアクセスでき、複雑なワークフローを手早く構築したり、ワークフローの実行を監視することができる。タスクやフォームをOutlookの受信ボックスやRSSフィードに直接送ることで、作業のレビューや承認のプロセスを容易にすることも可能だ。

 Interactive Media ManagerはWindows Workflow Foundation、Windows Communication Foundation、InfoPathなど既存のMicrosoft製品のコンポーネントと、同日に発表されたSilverlightを含む。

 また同社はこの日、ビデオエンコーディングソリューションを手掛ける企業向けにMicrosoft VC-1 Encoderソフト開発キット(SDK)も発表した。

 VC-1は全米映画テレビ技術者協会(SMPTE)で承認されたビデオコーデックで、HD-DVDやBlu-Rayなどの次世代規格にも採用されている。

 VC-1 Encoder SDKは大手映画会社がHD DVDやその他高精細ディスク作成に使っているエンコーディング技術を利用し、前回リリース(Windows Media Format SDK)よりも画質とパフォーマンスが大幅に向上している。

 VC-1 Encoder SDKはアプリケーションプログラミングインタフェース(API)一式として提供され、コンテンツ作成ツールメーカーは自社のアプリケーションを書き直さなくても簡単にこれを統合できるという。

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