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Second Life、児童ポルノ問題に公式コメント

» 2007年05月12日 07時20分 公開
[ITmedia]

 仮想世界Second Life内でこのほど発覚した「児童ポルノ」問題について、開発・運営者であるLinden Labは5月9日、断固とした処置を取るとの見解を明らかにした。

 ことの発端は、ドイツのテレビ局ARDが5月3日、成人男性の姿をしたアバターと、児童の姿をしたアバターが、性的行為に及んでいる画像をとらえたことから始まった。ARDがLinden Labに通知し、同社が調査にあたったところ、アバターを使っていたのは54歳の男性と27歳の女性だったと判明。両者は即座にSecond Lifeの利用を禁じられた。

 さらにARDは5月4日に、Second Life内で児童のわいせつ写真を発見したと報道。発見した写真を弁護士に提出したという。ただし写真の詳細や写真を発見した場所などについての情報はLinden Lab側には通知されておらず、詳細は不明のままだという。

 Linden Labは一連の児童ポルノ問題について断固とした態度で臨み、かかわったユーザーに対して永久にSecond Lifeの利用を禁じるとともに、法的機関に通告するという方針を明確にした。またSecond Lifeは現在でも未成年の利用を禁じているが、今後はパスポートや社会保障番号などによる、電子的な年齢確認システムを導入する予定であることを明らかにした。

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