Googleはプライバシーの敵? 英団体が報告
Googleはプライバシーと対立し、ユーザーを監視している――英プライバシー擁護団体Privacy International(PI)が6月9日、このような調査結果を発表した。
同団体の調査報告書「Privacy Ranking of Internet Service Companies」の2007年版(暫定版)では、AmazonやApple、Google、Yahoo!、Microsoftなどのネット関連企業が消費者のプライバシーを十分に保護しているかどうかを調べている。
PIはプライバシーポリシーや新聞記事、政府機関への提出書類などの公開されている情報を、企業の現・元スタッフによる情報、技術分析などを元に各企業のランクを決定した。ランクは「プライバシーを保護し、強化している」から「消費者を広く監視し、プライバシーと対立」まで6段階にわたる。
Googleはこの調査で最低ランクの「消費者を広く監視し、プライバシーと対立」に分類されている。PIは具体的な問題点として、Googleがユーザー情報の使用や開示に関して明確な制限を設けていないこと、ユーザーがサービス停止を望んでも、自分のデータを削除する機会がないことを挙げている。
ほかにも、GoogleがGoogle Toolbarユーザーをcookieを使って識別し、Webでの行動を監視していること、ツールバー経由で集めた情報の保持期間を明示していないことや、これら情報をユーザーが削除する機会を与えていないことも問題視している。同社はOECD(経済協力開発機構)のプライバシーガイドラインや欧州データ保護法などのプライバシー慣行に準拠していないとも同団体は指摘している。
Microsoftは6段階中4番目の「プライバシー慣行に重大な問題がある」に、AOL、Apple、Yahoo!は下から2番目の「相当な幅広いプライバシーの脅威」に入っている。最高レベルの企業はなかったが、上から2番目の「おおむねプライバシー意識があるが、改善が必要」にはBBCやeBay、Wikipediaなどが入っている。
PIは、主要インターネット企業のプライバシー保護は全体的に低いレベルにあると結論づけている。
| ランク | 社名 |
|---|---|
| プライバシーを保護し、強化している | - |
| おおむねプライバシー意識があるが、改善が必要 | BBC、eBay、Last.fm、LiveJournal、Wikipedia |
| おおむねプライバシー権を意識しているが、幾つか目に付く問題がある | Amazon、Bebo、Friendster、LinkedIn、MySpace、Skype |
| プライバシー慣行に重大な問題がある | Microsoft、Orkut、Xanga、YouTube |
| 相当な幅広いプライバシーの脅威 | AOL、Apple、Facebook、Hi5、Reunion.com、Windows Live Space、Yahoo! |
| 消費者を広く監視し、プライバシーと対立 |
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