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» 2007年06月12日 21時38分 UPDATE

“コンテンツの秋”に──12イベント合同で「CoFesta」

「東京ゲームショウ2007」から「東京国際映画祭」まで12のコンテンツ関連のイベントを集めた「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」が9月から40日間にわたって開かれる。

[宮本真希,ITmedia]

 ゲーム、アニメ、漫画、映画などコンテンツ関連のイベントを集めた「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」(CoFesta)が、9月19日から10月28日まで開催される。日本製コンテンツの海外発信を進める経済産業省と民間が共同で開催する初の試みで、海外から訪れるコンテンツバイヤーに日本のコンテンツの“総合力”をアピールする狙いだ。

 9月19日のオープニングと、「東京ゲームショウ2007」(9月20日〜23日)を皮切りに、40日間にわたり12のイベントが連なる。これまではそれぞれ独立して実施してきたイベントを「日本発コンテンツ」というくくりで束ね、総合的に海外バイヤーに見せる方式で、いわば“東京コンテンツ・コレクション”だ。

画像 左から重延浩エグゼクティブプロデューサー、依田巽副委員長、佐藤可士和アートディレクター、大谷信義委員長、迫本淳一副委員長

 CoFestaの重延浩エグゼクティブプロデューサー(テレビマンユニオン会長)は「CoFestaは経済産業省がリードして生まれたが、大切なのはコンテンツ連携だ。漫画がゲーム化・映画化されるといったような、異なるコンテンツ同士の連携モデルを世界にアピールしたい」と語った。依田巽副委員長(ギャガ・コミュニケーションズ会長)は「韓国や香港が積極的にコンテンツを海外展開している。日本もコンテンツの国際展開は避けられない」と、CoFestaを通じた海外発信に意欲を見せた。

 開催期間は40日間と、海外から訪れた人が最初から最後まで見るには長いが、来年はイベントを集中的に開催し、16日間に短縮する予定だ。「来年は、海外から東京国際映画祭にやってきた方が秋葉原も見て帰れるようにする」(重延エグゼクティブプロデューサー)

「ゲームショウ」や「秋葉原エンタ祭り」も

 東京ゲームショウは、これまで1日だけだったビジネスデーを2日間に増やし、マーケット拡大を目指す。案内表示を多言語化するなど、海外のバイヤーが会場を回りやすいよう工夫する。

 東京国際映画祭は「コンペティション部門」「特別招待作品」「アジアの風」「日本映画・ある視点」の4部門を中心に300超の作品を上映する。今年は20回目の記念大会で「映画が見た東京」というテーマで作品を上映する特別企画も実施する。昨年は延べ30万320人が訪れた。

 秋葉原エンタ祭りは漫画を大きくフィーチャーし、コミックの世界進出についてセミナーなどで議論する「コミックフェスティバル」も開催する。

 公式イベントは今後増やす予定で、国内外のドラマを集めた「国際ドラマフェスティバル」の開催も目指している。開催地も東京だけに限らず、大阪や京都で行う計画もあるという。

 公式イベントの概要は以下の通り。

イベント 開催日時 概要
東京ゲームショウ2007 9月20日〜23日 ゲーム機やソフト、オンラインゲームなどの総合展示会
DiGRA 2007 9月24日〜28日 デジタルゲームの研究者が集う国際学術会議。今年のテーマは「状況論的ゲーム学の構築」
CEDEC2007 9月26日〜28日 ゲームの開発デベロッパーが参加し業界動向などのカンファレンスを行う
Japan Animation Contents Meeting 2007 10月4日〜7日 アニメーションのキャラクターを用いた新しいビジネスモデルなどを話し合う。初開催
ASIAGRAPH 2007 10月12日〜14日 コンピューターグラフィックスの研究者やクリエイターによるシンポジウムやセミナーを開催
東京アジア・ミュージックマーケット 10月15日〜10月19日 アジアの音楽市場に関するセミナーや日本のアーティストによるライブを開催
第20回東京国際映画祭 10月20日〜28日 300超の映画を上映する。詳細は7月30日に発表
TIFFCOM 2007〜ASIA-PACIFIC ENTERTAINMENT MARKET〜 10月22日〜24日 映画、アニメ、ゲームなどのコンテンツの見本市。製作者と投資家のマッチングの場も提供
秋葉原エンタ祭り 10月20日〜28日 TIFFとの共催企画。秋葉原で漫画やアニメに関するイベント行う
第34回「日本賞」教育番組国際コンクール 10月23日〜29日 NHKが創設した教育番組の国際コンクール
ATP賞テレビグランプリ 10月23日 現役のプロデューサーやディレクターが審査員となり、優れたテレビ番組を選ぶ
TCM 10月25日〜26日 若手クリエイターを発掘し、企業とのマッチングなどを行う
画像 シンボルマーク

 シンボルマークはアートディレクターの佐藤可士和氏がデザインした。色相環をモチーフに、コンテンツ(Contents)の頭文字Cを表現。佐藤氏は「海外で仕事をした時、漫画などの日本の文化がクールだと思われていることを実感していた時、たまたまこの話をもらった」などと語った。

 テーマ曲は「風の谷のナウシカ」「HANA-BI」など映画音楽を作曲したことで知られる久石譲氏を起用。久石氏は「何かが起こる予感。わくわくするような気持ちで、これからテーマ曲をつくる」というコメントを寄せた。

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