著作者探せるポータル、09年に開設へ 権利者団体が計画発表
日本レコード協会や日本文芸家協会など17団体で構成する「著作権問題を考える創作者団体協議会」は8月31日、著作物の権利者情報を無料で検索できるポタールサイトを、2009年1月の開設を目指して構築すると発表した。著作者を探しやすくし、著作物の2次利用を促進させるとしている。
同協議会は、著作権の保護期間を50年から70年に延ばすよう主張しているが、延長されれば、使用許諾が必要な作品が20年分増え、2次創作などが行いにくくなるという問題が指摘されていた。これに対する解決策として協議会は、使用許諾申請先を簡便に探せるポータルサイト構築を提案。今回、サイトの内容や構築スケジュールを明らかにした。
システムの具体的な検討は今年の9月から12月にかけて行い、08年の1年間で開発。09年1月から運用を始めるとしている。サイトには、著作物の作品名、権利者の氏名や連絡先、生年月日などをデータベース化。保護期間が切れた著作物情報のデータベース化も行う計画だ。
日本経団連が中心となって開設した、映画や音楽、アニメなどの情報を検索できるポータルサイト「ジャパン・コンテンツ・ショーケース」との連携も検討しており、今年12月までに運営団体と協議する。
同協議会の三田誠広議長は「70年に延長した場合も、著作物を2次利用する際のユーザーの利便性は確保しなければならない」と説明し、ポータルサイトの必要性をアピール。日本音楽著作権協会の加藤衛さんは「保護期間が50年のままだとしても、データベースとポータルサイトの構築は必要」と話した。
漫画家の松本零士さんは「ポータルサイトの構築よりも、さらに急がなければならないことは、著作権の保護期間を50年から70年にすること」という従来からの主張を改めて述べた。
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