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手のひら静脈認証できるマウス 富士通が世界初

» 2007年09月12日 12時19分 公開
[ITmedia]
画像 手のひら静脈認証装置付きのマウス

 富士通と富士通フロンテックは、手のひら静脈認証装置付きマウスを10月初旬から法人向けに発売する。マウスに手をかざすだけでPCにログイン可能。従来必要だった認証サーバも不要で、PC単体で利用できる。静脈センサーを内蔵したマウスは世界初という。

 2004年に開発した手のひら静脈認証装置「PalmSecure」を活用し、PCログインキットを開発した。専用ソフトをインストールしたPCに静脈センサー内蔵マウスをUSB接続すれば、認証機能を利用できる。認証設定は、PCのアプリケーションごとに可能だ。

 PalmSecureはこれまで金融機関などに導入されてきた。認証サーバ不要で手軽に利用できるマウスの発売で、ユーザーのすそ野を拡大する。


画像 スタンダードタイプ

 黒、白、グレーの3色から選べ、オープン価格で実売予想価格は3万円弱。サイズは63(幅)×39(高さ)×120(奥行き)ミリ、約160グラム。

 マウス機能を省いた認証専用の「スタンダードタイプ」も実売2万7000円弱で発売する。

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