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DVDヨン、「AppleのFUD」を批判

» 2007年09月26日 15時02分 公開
[ITmedia]

 ロックを解除したiPhoneに対するAppleの警告はFUD(恐怖、不安、疑念)に満ちている――著名ハッカー「DVDヨン」ことヨン・ヨハンセン氏が批判している。

 同氏は自身のブログで、Appleが「ロック解除プログラムはiPhoneのソフトウェアに修復不可能なダメージを与える」と主張していることについて、ダメージという言葉を常識的に解釈するなら、これは「見え透いた嘘だ」と指摘。Appleは自分が気に入らないiPhoneソフトの変更をダメージと定義していると主張している。

 ただし同氏は、AppleがiPhoneアップデートで「意図的に」ロック解除を無効化することはなさそうだと考えている。Appleがファームウェア変更の有無を確認しない差分パッチを提供したら、結果としてiPhoneの改造が無効になる可能性はあるが、差分パッチは提供しないだろうと同氏は述べている。

 ヨハンセン氏自身もiPhoneをハッキングしており、AT&Tとの契約なしでiPhoneの通話以外の機能が使える方法を発見したと7月に公表した。

 またAppleの警告に関連して、iPhoneのロック解除プログラムを提供しているiPhone Dev Teamは、iPhoneを工場出荷時の状態に戻す再ロックツールを来週提供すると発表した。今週AppleはiPhoneのファームウェアをアップデートする予定だが、これをロック解除したiPhoneに適用すると壊れる可能性があるため、再ロックツールが登場するまで適用は避けるようにと同チームは呼び掛けている。

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