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「新PS3」はここが違う

» 2007年10月09日 18時57分 公開
[ITmedia]
画像 ホワイトモデルが加わった新PS3

 ソニーが10月9日に発表した、3万9980円の「プレイステーション3」(PS3)は、40GバイトHDDを搭載しながら、20GバイトHDDを搭載した現行のPS3下位モデル(4万4980円:10月17日の値下げ後の価格)より5000円安価だ。新型は、現行機にあるいくつかの機能を絞り込んで価格を抑えたという。

 最大の違いはPS2との互換性だ。現行モデルはPS2用チップ「Emotion Engine」「Graphics Synthesizer」を搭載しており、いわばPS3の中にPS2がそのまま入っているようなもの。だが新型では「PS3用ソフトの開発強化とラインアップの充実に伴い」(同社)──つまり物足りなさが指摘されてきたPS3ソフト数が今後は十分増える、としてPS2用チップを省いたため、PS2ソフトは利用できない。

 メモリースティックやSDメモリーカードを利用できるカードスロットも省略したほか、USBポートは4つから2つに減らした。SACD(Super Audio CD)の再生にも対応しない。

 Cellプロセッサの製造プロセスは90ナノメートルで現行と変わらないというが、全体の設計を見直すなどし、新型の消費電力は現行から100ワット減の約280ワットにまで削減した。部品点数も減らすなどし、本体重量も現行の5キロから4.4キロに減らした。


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