電子フロンティア財団(EFF)は10月31日、大学など公共利益団体と協力し、オンラインビデオに関し、著作権を保護しつつ表現の自由を維持するための、6つのガイドラインからなる「Fair Use Principles」を発表した。
Fair Use(公正使用)とは、著作権のある作品に関して、公正な目的があれば、その作品を許可なく利用することを認めるという概念。EFFによると、公正使用は誤解されるケースが多いという。YouTubeなどのビデオ共有サイトに投稿された公正使用の範囲内の作品が、コンテンツの著作権保有者からの要請で削除されることがあるが、これが表現の自由の侵害にあたる場合があるとしている。ビデオ共有サイトが導入しようとしている自動コンテンツフィルターは、こうした作品を今後も削除する可能性が高いとして、サービスプロバイダーと著作権保有者に対し、公正使用を守るためのガイドラインを提示した。
EFFが提示するガイドラインは次の通り。
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