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海賊版販売、芋づる式に摘発 ヤフオク悪用の男逮捕

» 2008年02月28日 20時46分 公開
[ITmedia]

 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると、北海道警は2月27日、ビジネスソフトの海賊版を販売したとして、著作権法の疑いで東京都新宿区の会社員の男(38)を逮捕した。海賊版販売で昨年逮捕した男の販売先を調べる中で発覚した。

 調べでは、男は昨年12月初旬に「ATOK 2007 for Windows」(1万1150円)を無断で複製したCD-R 1枚を3280円で札幌市の男性に販売した疑い。

 男はYahoo!オークションに複数のビジネスソフトの正規品を出品し、「ディスクの状態にこだわらず安価に希望される方、複数台で利用されたいなどご相談ある方は、メールアドレスをご記入の上Q&Aよりお問い合わせください」と書き、問い合わせたユーザーに海賊版を約3000〜1万5000円で販売していた。「借金返済のため海賊版を販売した」と供述している。

 昨年10月、「ATOK 2007 for Mac [プレミアム]」の海賊版などを販売したとして道警が逮捕した横浜市の男の販売先を調べる中で発覚した。今回逮捕された男は、横浜市の男から購入した海賊版や、ファイル交換ソフト「Limewire」を使って入手したソフトを元に、海賊版を作成していた。横浜市の男の販売先で逮捕されたのは、今回で3例目という。

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