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松下、第2世代「HD-PLC」通信LSIを開発 実効速度が向上

» 2008年03月28日 09時20分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は3月27日、高速電力線通信(PLC)規格「HD-PLC」用の第2世代通信LSIを開発したと発表した。3月末から量産し、新LSIを組み込んだPLCアダプターの新製品を4月18日に発売する。

photo BL-PA300KT

 第1世代に比べ伝送品質を18%向上させたほか、動作時の消費電力を40%削減して0.6ワット以下に抑えた。待機モード時には0.1ワット以下と、業界最高レベルの低消費電力化を実現したという。FBGAパッケージの場合は実装面積を78%削減でき、機器の小型化も可能だとしている。

 PLCアダプターの新製品は、従来機種比で容積を約48%に小型化したほか、最大実効速度はUDPで90Mbps、TCPで65Mbpsに向上しているという。2台セットの「BL-PA300KT」と増設用の「BL-PA300」で、オープン価格。

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