NTT(持ち株会社)は6月9日、市販のPC(クロック周波数3.0GHz程度のクアッドコアCPU搭載)と一般の光回線で、フルHD画質のリアルタイム映像・音声配信ができるソフトウェア「RISCA264-HD」を開発したと発表した。遅延0.2秒以下で双方向通信でき、テレビ電話で自然な会話が可能という。
高速なエンコーダ/デコーダエンジンと、IPパケット送信/受信エンジンで構成した。画質と演算量のトレードオフを最適化し、毎秒30フレームでフルHD(1920×1080ピクセル)画質の映像伝送が、遅延0.2秒以下で可能になったという。
独自のフレーム抑制法を実装して映像や音声の劣化を抑制。帯域が保証されていないネットワーク上でも高品質な映像・音声のやりとりが可能としている。
NTTサイバースペース研究所で開発した技術をソフトウェア化した。前身となる技術はNTTレゾナントが「WarpVision」として2003年に商用化しており、新技術も商用化を検討する。
6月9日から開かれている「Interop Tokyo 2008」(千葉・幕張メッセ、13日まで)で展示している。
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