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一眼レフをもっと小型化「マイクロフォーサーズ」 オリンパスと松下が策定

» 2008年08月05日 18時14分 公開
[ITmedia]
photo 新規格のロゴ

 オリンパスイメージングと松下電器産業は8月5日、一眼レフデジタルカメラ用の新規格「マイクロフォーサーズシステム」を策定したと発表した。従来のフォーサーズと撮像センサーサイズは同じだが、カメラとレンズの大幅な小型化が可能という。両社で要素技術とキーデバイス共同開発し、商品化を進める。

 新規格は、フランジバック(マウント−センサー間の距離)をフォーサーズの約半分に縮めた上、マウント外径を約6ミリ縮小する。マウントとボディの電気接点数は従来の9点から11点に増やす。

 フォーサーズシステムは、4/3インチ撮像センサーを採用する一眼レフデジタルカメラ専用規格。マイクロフォーサーズはセンサーサイズは4/3で同じだが、カメラボディや広角系レンズ、高倍率ズームレンズを小型化でき、「従来にない新しいコンセプトの超小型デジタル一眼レフの商品化が可能になる」としている。電気接点数を増やしたことで、新機能への対応など、拡張性も確保する。

 従来規格準拠の交換レンズも、アダプターを介して新規格ボディに装着可能とする。

 両社とも従来規格準拠のカメラ開発を続ける一方、新規格に対応した小型・軽量なボディとレンズの商品化を図っていくとしている。

 松下は一眼レフ参入時、オリンパス主導のフォーサーズを採用し、製品を共同開発した。

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