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iPod nano充電中事故が17件に やけどのユーザーも

» 2008年08月19日 20時34分 公開
[ITmedia]
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 経済産業省は8月19日、アップルジャパンの「iPod nano」が充電中に過熱し、外装ケースが変形したり畳が焦げるといった事故が17件あり、そのうちユーザーが軽度のやけどを負った事故が2件あったと発表した。バッテリーセルの欠陥が原因とみられ、ユーザーに注意を呼び掛けている。

 事故が起きたのは、製造番号が「MA004J/A」(販売台数70万8000台)、「MA005J/A」(39万3000台)、「MA099J/A」(42万4000台)、「MA107/J」(28万7000台)のもの。2005年9月から06年9月までに合計181万2000台が販売された。

 アップルジャパンは事故原因について、製造時にバッテリーセル内部に何らかの欠陥があり、充放電を繰り返すうちに損傷が拡大してショートし、過熱に至った可能性があると推定。だがセル内部に欠陥が生じた原因を確定できていないことなどから、修理はこれまで通り、事故が発生した後に受け付けるという。

 同省は「事故品の分析はこれから行うところだが、事故が多発しているため、事業者名・製品名を公表して注意喚起する」としている。

 17件の事故には、同省が3月に公表した事故も含まれている。

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