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2.0インチで960×540ピクセル カシオ、高精細液晶を開発

» 2008年09月25日 07時00分 公開
[ITmedia]

 カシオ計算機は9月24日、業界最高となる546ppiの精細度を達成したアモルファスシリコンTFT液晶パネルを開発したと発表した。

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 2.0インチのパネルサイズながら、960×540ピクセルのQHD(Quarter High-Definition)解像度を実現した。視野角は上下左右とも160度。1677万色表示に対応する。

 高精細・高開口率化する独自技術HAST(Hyper Amorphous Silicon TFT)をベースに、設計と製造プロセスを最適化し。開口部を確保しながら精細度を向上させた。トランジスタや周辺の配線構造設計に、多層配線化による新構造を取り入れ、高精細化による遮光ロスを低減。ドットピッチを15.5μメートル(同社の従来パネルは23μメートル)まで狭ピッチ化しても開口部を確保できたという。

 フルHDと親和性の高い解像度のため、高品質な静止画や動画の表示など、さまざまなニーズに対応可能としている。

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