プロジェクター機能を搭載した携帯電話が、数年後には登場するかもしれない。NTTドコモやコニカミノルタが、携帯電話にプロジェクターを搭載した試作機やモックを、「CEATEC JAPAN 2008」で参考展示している。
ドコモは、LED光源の超小型プロジェクターモジュールを組み込んだ試作機で映像を投影するデモを行っていた。ワンセグテレビの映像やゲーム映像、映画の映像などを映し出し、周囲の人と一緒に楽しむという使い方を提案する。
携帯電話で閲覧できるコンテンツのリッチ化が進んでいるが、画面サイズはせいぜい3.5インチ。プロジェクター機能を持たせれば「どこでもみんなで大画面、が可能になる」と説明する。
コニカミノルタは、レーザー走査式で20×40×7ミリサイズのプロジェクターモジュールを参考展示している。2010年ごろをの実用化を目指して開発を進めているという。
ノートPCや携帯電話に搭載し、プロジェクターがない会議室で、PCを使ってプレゼンする――といった業務利用を提案。ノートPCや携帯電話のモックも展示していた。
コニカミノルタの説明員によると、超小型プロジェクターモジュールの開発は各社がしのぎを削っている分野。ノートPCやスマートフォンに、プロジェクターが標準搭載される時代も近いかもしれない。
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