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年末年始のWinnyノード数は2割減、Shareは1割増 ネットエージェント調査

» 2009年01月07日 12時57分 公開
[ITmedia]

 ネットエージェントは1月7日、年末年始(2008年12月27日から09年1月4日まで)のファイル交換ソフトのノード数推移を調査した結果を発表した。前年の同時期と比べ、「Winny」は約20%減り、「Share」は約10%増加した。

 1日の平均ノード数は、Winnyが約24万、Shareが約17万だった。Winnyは07年度の中盤から緩やかな減少傾向が続いている。一方Shareは、08年のゴールデンウィーク期間中の数値と比べても微増している。

 08年にはShareを使ってテレビアニメをアップロードしたユーザーが著作権法違反の疑いで逮捕・起訴されるケースもあったが「ダウンロード行為が主体である一般の利用者にはさほど影響がなかった」と同社はみている(「Share」ユーザーを著作権侵害で初逮捕 「コードギアス」など違法公開の3人


画像 Winnyノード数
画像 Shareノード数

 WinnyとShareのノード数の国別分布では、日本がWinnyで約97%、Shareで約95%とほとんどを占めた。

 「LimeWire」「Cabos」は北米やヨーロッパのユーザーに人気が高い。両ソフトを含むGnutellaネットワーク全体の年末年始の平均ノード数は約260万で、WinnyとShareの値を大幅に上回った。国別ノード数割合は米国が約49%、ヨーロッパ各国が約23%を占めている。


画像 ノード数の国別分布
画像 LimeWire/Cabosノード数

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