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海賊版Vistaと「自動認証ツール」をセット販売の男を逮捕

» 2009年02月02日 07時00分 公開
[ITmedia]

 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の発表によると、北海道警は1月29日、インターネットを通じてPCソフトの海賊版を販売したとして、著作権法違反の疑いで、福岡市の無職の男(51)を逮捕した。

 調べでは、男は昨年9月8日ごろから10月17日ごろまでの間、Windows Vista Ultimate SP1を無断複製したDVD-R3枚を、東京都の男性など2人に販売した疑い。

 ソフトウェアを使用するために必要な個別番号「インストールID」を生成する「自動認証ツール」を海外のWebサイトから入手し、海賊版とセットで販売していた。逮捕までの9カ月間で約300万円を売り上げていたとみられる。

 ACCSによると、男はショッピングカート機能付きサイトを開設できるサービスを悪用し、自身のサイトを開設。Yahoo!オークションを閲覧して入手したYahoo!IDからメールアドレスを推測し、サイトのURLを送って客を募っていたという。同警がサイバーパトロールで男の出品を発見し、ACCSを通じて著作権者に連絡した。

 調べに対し男は「生活費を稼ぐために海賊版を販売していた」と話しているという。

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