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人工知能が“熟練した検査工”代わりに 音・振動を自動検査

» 2009年02月10日 07時00分 公開
[ITmedia]

 パナソニック電工は、人工知能技術を使い、熟練した検査工に代わって、エンジンやモーターなどの振動や音を自動で検査できる装置「波形検査装置プロファイルチェッカ PK50」を2月16日に発売する。

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 自動車やエアコンなどの騒音や振動は、人や環境によって感じ方にばらつきがあるため、検査は熟練工が触診や耳を使って行うことが多く、自動化が遅れているという。

 新製品は、脳機能をシミュレーションする人工知能技術「ニューラルネットワーク」を採用。判定データを入力して蓄積すると、判定結果のばらつきや特徴点を探りながら学習し、初心者が熟練工の教えで体験・学習しながら検査を覚えていくように検査精度を高めていくという。

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 モータやファン、ベアリングの予防保全検査、エンジンやトランスミッションの加工精度検査、家電の出荷検査などへの用途を見込む。オープン価格で、実売予想価格は800万円。

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